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ビジョントレーニングは何のために行うのか?

鶏が先か?卵が先か?なんて議論がありますよね。この世に最初に現れたのはどちらなのか?というやつです。
研究者の中では結果が出ていることなのかもしれませんが、不勉強な私はどっちか知らないです。
似たようなやつで、性善説や性悪説。
多分、どちらも柱とする考え方や研究方法で答えが変わるものなのかなと思います。知らんけど(←大阪人が語尾によくつけるやつです。スタッフの比田勝と話してると日常会話の100%に知らんけどがついてきます。)

さて、目はどうでしょう?
ビジョントレーニング

目が悪いからどんくさいのか?どんくさいから目が悪いのか?

疲れて体調が悪いので目がかすむのか?目が疲れてきて体調が悪いのか?

目が悪い為に球技が下手なのか?球遊びの経験が少ないから目が悪いのか?

挙げればキリがないくらいです。

あなたはどっちと思われるでしょうか?

僕の中では自分なりの答えが出ています。

「現場へのビジョントレーニングの導入 level 1」

というセミナーを、4月大阪と6月仙台でさせていただくことになりましたので、ビジョントレーニングについて書きたいと思います。

まずは首を軽くしてみましょう

首の左右回旋

左右差を確認


首を左右に回した時、どちらか行きにくい方向があるでしょうか?
つまり感や痛みなどでもいいです。
理由はいろいろあるのですが、人間は圧倒的に左に回りにくい人が多いです。
(理由は長くなるので割愛しますが、セミナーではお話させていただきます。)

ですのでここでは左に回りにくい人を対象として、以下のことをやってみてください。

1・右目を塞ぐ。
2・左目で何か文字や物体を見たまま、首を右へ水平に回す。(この時眼球は左へ行ってるのがわかりますか?)
3・できるだけ限界まで眼球を左に向けるべく、対象物を頑張って見る。
4・その状態でゆっくり1〜2回、深呼吸をおこなう。できればしっかり腹筋を感じられるくらいに息を吐く。

これ以上眼球が左へ向けないと思えるくらい、左端のものをしっかり見ようとしてください

終わったらもう一度首を左右に回してみてください。最初と比べて楽に動くことかと思います。
あまり変化を感じなかった人は首を右へ回す角度を変えたり(顎を引いたりあげたりして)、右目を塞がずに両目でやってみてください。

ビジョンに介入して筋緊張を落とした一例の紹介でした。

視力と視覚の違いとは?

視力は主に静止視力のことを指し、学校の視力検査で測るやつですね。
黒板の文字がどれくらい見えているか?などの為に重要になります。
視力
遠くの物がいかに鮮明に見えるか?という先天的に身に付くものが視力(sight)です。

視覚は、『見る』だけではなく目から入った感覚情報を脳が判断して、理解して、行動に移すまでの全ての処理過程です。

視力と違って、成長する過程で後天的に学び身につけるものが視覚(vision)です。
後天的に学び身につけるものですので、ビジョンはトレーニングによって機能を向上させることができます。

ビジョンを構成する能力

『静止視力』

遠くを見る能力

『動体視力』

動いているものを見る能力

『周辺視力』

視野の端に映る情報をキャッチする能力

『感覚統合能力』

他の感覚器と協調して働く能力

『眼球運動能力』

目標に視線をすばやく向けたり、固定したりする能力

『視覚性反応力』

すばやく反応して適切な行動を起こす能力

『視覚化能力』

動きを頭の中に思い描く能力

『思考力』

総合運動思考などの大きい筋肉の活動をコントロールする技術、弁別運動思考などの特別な操作技術、勉強や仕事場で成功するための細かい動作をコントロールする技術。
その他に視覚思考、聴覚思考、社会思考、論理的思考など

『深視力・立体視能力』

距離感・位置関係を判断する能力

他にもまだありますが、このように

  • 感覚機能
  • 運動機能
  • 情報処理機能

の、いろいろな能力が全て動員されるのがビジョンということです。

入力→情報処理→出力までがvision

ビジョン機能が低下しやすい現代社会

サーカディアンリズムといって、人間は太陽光によって交感神経の働きが高まっていき活動し、夜暗くなってくると副交感神経の働きが強くなっていって寝るという自律神経のバランスがあります。
しかし年がら年中明るくなりがちじゃないですか?現代って。
これは自律神経機能を乱すので色々な不調に見舞われます。
主に交感神経は緊張、副交感神経はリラックスの働きがあるので、ずっと交感神経が働いてると神経的に休息できていないので疲れます。
脳は『休んでよー。』というサインを出してきます。一応、こいつは言えばわかる奴かもということで、最初優しくサインを出してきます。
『疲れた』
というサインです。

ここでサインを無視して休まなかったとします。仕事やなんやで休みたくても休めないことも多いでしょう。
すると脳は『こいつ、優しく言ってもわからんやつやな。』となり、強めの主張をしてきます。
痛みです。
人間は目の奥と腰に痛みを感じる能力が高く設計されています。
なぜならそこを抑えられると活動できないからです。脳はかしこいですね。

なので目の奥や頭痛、腰痛となって、キャパオーバーのお知らせをしてくれます。
夜なのにいつまでも明るくしてたり、テレビやスマホを見てると、交感神経が休まらず、脳は休息できないのですね。
眠らない街は人間に優しくないのです。

サーカディアンリズムの他にも自律神経が左右されることはたくさんあります。
呼吸は吸気優勢が交感神経、呼気優勢が副交感神経
筋肉の緊張は交感神経、弛緩は副交感神経
伸展は交感神経、屈曲は副交感神経

目で言えば、近くのものを見るのは副交感神経、遠くのものを見るのは交感神経
書き物やパソコン、スマホなど、ずーっと近くのものを見てると、これまた自律神経性の不調がでますよね。
自律神経の不調とは、慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感など。
精神的な症状としては
不安感、疎外感、イライラ、やる気が出ない、憂鬱になる、感情の起伏が激しい、焦りを感じるなど。

遠くを見ようにも、都会はビルやマンションの立ち並ぶコンクリートジャングルですし、会社や自宅の環境も顔をあげればすぐに壁なんてことも多いでしょう。

ですので、環境設定というのは体を守るためにも能力を上げるためにも非常に重要になってきます。
テレビや机や照明の位置、生活習慣、メガネなどに工夫が必要です。

反射光 vs 透過光

人間は発光するものを直接見るようにデザインされていないのです。紫外線や400nm~420nmの帯域のブルーライトは眼にとって毒です。太陽を直接見ると具合が悪くなりますが、太陽の光に照らされたものを見ることで脳は必要な刺激を受け取ります。
読書などは太陽や照明によって照らされた反射光によって認識しているので、脳の前頭葉と呼ばれる部分が強く反応します。
反対にテレビやパソコンなどの透過光と呼ばれる、対象そのものが発光するものは、前頭葉があまり反応しません。
前頭葉は感情、注意、思考などの精神作用や、随意運動の中枢だったりと、人間が人間らしくあるための機能の司令官です。そこに活性が起きにくいのです。

スマートフォンが普及しました。便利ですし退屈しのぎにもなるので、1日中見てるという人も多いでしょう。
自律神経に負荷はかなりかかるし、ずっと距離が近いので、目はめちゃくちゃ疲れます。
1時間PCを見続けると眼圧が8%も上がります。

色々な実験の結果が出ていまして、スマホやタブレットなどの透過光のデバイスで読むのと、反射光の紙で読むのとでは、記憶の残り具合や文章の間違いに気付く率などがダントツで反射光の紙の方が高いのです。
反射光に比べて透過光は認知的な負荷が高くなっていることから、被験者の疲労やストレスのスコアが優位に高いことも結果にでました。

実際、高校の授業でタブレットを導入した学校は、あまりに偏差値が下がってきた為、紙ベースに戻すという事態が多発しております。

勉強は紙ベースで、スマホを見る時間は極力少なくしたいものですね。
なんてことをこの長いblogをスマホやPCで読ませながら言うなと突っ込んだことでしょう。
僕もすごいストレスと目の疲れと戦いながらキーボードを打っています。。。。

結局、ビジョントレーニングで何を達成したいのか?

ビジョンは成長の過程で後天的に学んで身に着けるものということでしたが、獲得不十分なままに次のステージに行ってしまった場合、これはとても生き難いことになるのです。

  1. 水平に並んだ文字列を追えないのに、本を読んで理解しないといけない。
  2. 理解するのに時間がかかるのに、仕事では効率を求められる
  3. 目からの感覚が不十分な為、脳は危険と判断し緊張を生み、上手に動けない
  4. すぐにつかれる、痛みがでる。
  5. もうざっくり言ってしまえば、人間としての機能が低い

なんてことを、ビジョントレーニングで改善していこうという試みです。
もちろんビジョンだけでこれら全てが改善されるわけではありませんが、人間の感覚情報は目に90%頼っているので、伸びしろとしてはかなりあるわけです。

使われなくなった機能は失われていきます。寝たきりの人が歩けなくなったり。
神経のネットワークは使われなければ1週間で25%も減るとのことです。
ビジョントレーニングをすることで、新しい神経ネットワークを構築することが、生きやすくなるための手助けになると思います。

セミナー情報

現在決まっているところでは、

大阪、名古屋、仙台、福岡、愛媛、東京 → 詳細

人生で一番多くする運動『呼吸』と向き合う

2月2日、3日に近藤拓人さんの「呼吸と運動機能への統合的アプローチ:呼吸」のセミナーを主催しました。
会場は新大阪の大阪ハイテクノロジー専門学校。

いつものようにとても人気で、定員60名+30名を超えるキャンセル待ちの申込みがありました。

人間が人生を通して1番多く行う運動が呼吸です。1日に約20,000回します。
そして生きてこのblogを読んでくださっている皆様は1日たりとも失敗したことがないのです。
1日どころか10分もサボれない運動です。

そんな呼吸が正しくないものであったとしたらどんな影響が出るでしょう?

呼吸の筋肉である横隔膜が正しく動かず、肩や首や腰の筋肉を使って肋骨を持ち上げて体内に空気を取り込んでいるとしたら?
それでは肩こり腰痛から逃れることができないですよね。
マッサージしてもらったとしても間違えた呼吸運動を繰り返すことによってすぐにまた症状がぶり返すでしょう。

また呼吸は意識的にも、無意識的にも行える唯一の運動です。
胃液を多く出そう!としても意識的には出せませんし、心臓止めようとしても止められませんよね?
これは交感神経や副交感神経といった自律神経によって支配されているものなので、自分の意思でどうこうすることができないのです。
勝手に、自動でやってくれているのです。
呼吸も同じで自動でやってくれます。吸って吐いてと1日中考えてられないですもんね。
ただ呼吸は心臓等と違って止めようと思えば止めることができるし、吸ったり吐いたりしようと思えばできますよね?
この性質を利用して呼吸に介入することで自律神経をコントロールすることができるのです。
さらに呼吸は姿勢や動作に大きな影響を及ぼします。
皆さんもすごい無理な姿勢をとったとき、思わず息が止まっていると言う経験をしたことがあるかと思います。

難しい姿勢

無理な姿勢をしながら楽に呼吸をすることは難しい


これは無理な姿勢を維持するために、呼吸するための筋肉も姿勢の維持に使われてしまったために起こります。

近藤拓人さんは二日間の講義の中で、呼吸に介入することにより、しゃがめなかった人をその場でしゃがめるようにしたり、歩様を変えたり、目から鱗の知識や技術を次々と見せてくれました。

近藤拓人、川合智

左:近藤拓人さん / 右:川合智さん


終了後、受講者の方々から一番多くいただいた感想は、「情報量が多すぎて、噛み砕くのが大変」というものでした。

6月に行う運動と感覚の統合:末梢神経のコースも先週受付開始したところですが、既に55名の申込みが。

そんな近藤拓人さんのセミナーで実技補助を務めてくださった川合智さんが5/5に栄養のセミナーを開催されます。
痛みや筋緊張などをコントロールするには脳活動を高めないといけないのですが、脳活動を高めるために前提として、脳に酸素と栄養が足りている必要があります。
川合さんは栄養のスペシャリストで、栄養について勉強されたい方にはとてもおすすめですよ。

告知

また私、後藤玄は4月28日に「現場へのビジョントレーニングの導入:level 1」というセミナーを開催します。

現場へのビジョントレーニングの導入:level 1

2019年4月28日 新大阪の大阪ハイテクノロジー専門学校で開催

運動が上手にできない、勉強ができない、集中力がない、肩や首や腰が痛い、頭痛がよく起こる、などはすべて目
の機能が上手に使えていない場合に起こります。
こちらは専門家向けのセミナーになりますが、PT、OT、AT、柔道整復師、鍼灸師、パーソナルトレーナー、インストラクターなどの運動指導をされる方や、学校などの教育に従事される方にはぜひ参加していただきたい内容となっております。

セミナー詳細とお申し込みはこちらから

PRI創始者のRon Hruskaさんとの初対面

色々な出会いやきっかけで、トレーニングに対する考え方が少しずつ変わってきたのですが、その中でも1番考え方に変化を起こしてくれたのがPRIとの出会いかもしれません。

PRIは色々なコースがあり、奥も深く面白いこともあってこれまで8回受講しました。

8回目のPRI

PRIの受講は8回目になりました。ポスチュラルレスピレーション3回受けたはずですが、修了書1枚見つからず、、、

PRIとは

PRIって何?と聞かれると簡単に説明するのにいつも困ってしまうのですが、

POSTURAL(姿勢)

RESTORATION(復元)

INSTITUTE(研究教育機関)

の頭文字をとったもので、ここからは私なりの解釈ですが、

「ニュートラリティーを獲得しましょう」

というものです。

ニュートラリティーとは、中立な状態で、

右にも行けるし、左にも行ける。

緊張もできるし、リラックスもできる。

曲げることもできるし、反ることもできる。

簡単そうに思えるかもしれませんが、これができていない人がほとんどなのです。

付け加えると、

『神経的なニュートラリティーを獲得しましょう』

ということだからです。

筋トレやスポーツで思いっきり動いた後、ちゃんと休息できる状態ですか?

わかりやすいことで言うと、どこかが痛いとか、正常範囲とされるところまで動かない箇所があるとすると、それは異常事態で、神経的に偏っている部位があるということの証明なのです。

肩こりや腰痛なんかもそうですね。

これを治すには、神経的なニュートラリティーを獲得するしかないのです。

PRIは、人体の左右非対称性、呼吸、脳神経を介しての筋肉の抑制や活性などから、神経的なニュートラリティーの獲得を目指すといったものです。

 

Ron Hruska

そのPRIの創始者がRon Hruskaさんです。

こんなことを1から考えられるなんて、どんな頭脳の持ち主なのだろう?と不思議でなりませんでした。

そして実際にRonさんに会った方々は、Ronさんの人柄を全員絶賛するのです。

とにかく優しさに満ち溢れていると。

PRIの本部はアメリカのネブラスカという田舎にあり、空港からタクシーに乗ると運転手から

「PRIに行くの?」と言われるそうです。

それくらい世界中から患者が集まり、またネブラスカには他に何もないのでしょう(笑)

Ronさんの行う治療を見てみたい、Ronさんの話を直接聞いてみたい、と思い続ける毎日でしたが、なんと2018年6月にRonさんが日本に初めてくることが決まり、頭蓋頚椎のコース「サービカル・レボリューション」を東京の帝京大学で開催するとのこと。

しかし、講義には通訳が入らず、英語でやりとりができる人のみの参加という条件でした。

英語、、、き、きびしい、、

ほぼ聞き取れないかもしれない、、、

でも、これは行くしかない!と思い、

申し込み開始時間10分前からPCの前に張り付き、サービカルレボリューションの受講権を勝ち取りました。

 

 

「サービカルレボリューション」

サービカルレボリューション

サービカルレボリューションの座学風景。全編英語で集中力がえぐいくらいに削られる、、、

6月9、10、11日の3日間、東京の帝京大学で行われたのですが、最寄駅がなく、宿泊先のホテルとの往復が大変でした。

「おお、この目の前にいる人が、あのRon Hruskaかぁ」

と不思議な気持ちですらありました。

Ronさんはとても話します。とめどなく話します。ゆっくりで聞き取りやすいのですが、いかんせん英語なので頭から煙が出続けます。日本語でも煙が出続ける内容なのに、です。

 

サービカルレボリューションの講義

教室を実技室に移しての講義。PRIのHPより。

Ronさんの治療は不思議の連続でした。

マウスピースを噛ませるだけで歩き方が良くなったり、頭蓋を少し触るだけでベッドから崩れ落ちるようにして立てなくなったりなど、驚きの反応を目の当たりにしました。

そして毎日講義が終わりホテルに帰ってからは、英語のテキストと戦う予習復習の夜。

3日間の最後に素晴らしい経験をさせてもらったお礼をRonに伝えると、

Ronは私の腰を抱き寄せ、長々と何か言ってくれました。が、テンパってたこともあり2割くらいしか理解できませんでした(笑)

ロンとゲン

素敵な笑顔のRonと、引き攣る笑顔のGen

「京都でのQ&Aセッション」

東京でのサービカルレボリューションの3日後、Ronは京都でQ&Aセッションという、みんなの質問に答える機会を設けてくれました。ここには通訳が入ってくれるとのこと!

もちろん参加してきました。

Ronさんは何故か私のことを気に入ってくれた(と思うのですが)ようで、この日もなんども握手やハグをしてくれました。

「東京では尊敬するあなたともっと話したかったのですが、なにぶん英語が苦手で、うまく話せずにすみませんでした。」

と伝えると、

Ronは

「あなたのような人がいて、ほんとに日本語が喋れたらと思いました。あなたは素晴らしい顔をしていて、素晴らしい個性を持っています。」

と嬉しいことを言ってくれました。

こういうことをさらっと言えちゃう人やから、みんな好きになるのでしょうね。

PRIの講師陣は若いのに全員頭脳明晰+英語ペラペラ。日本語すらたどたどしい私の日本語を、ケニーこと石井健太郎さんが素晴らしい翻訳力でRonさんに伝えてくれるのですが、質問の途中のRonさんの相槌が長く、なかなか質問しきれません(笑)

 

私は

「子供の発育発達に興味があり、子供はどのように生活やトレーニングをするのが理想と考えておられますか?神経的偏りや体の歪みなんかを予防する為には何に気をつけるべきでしょうか?

一緒に来日されてるRJさんという素晴らしい息子さんに対してリポジションやトレーニングなどは行ってきたのでしょうか?」

などを伺いました。

 

それに対するRonさんの答えは

「歯の健康が大事で、歯をリスペクトしましょう。そしてオーバーユース(使いすぎ)しないようにしましょう。歯にも左右というものがあり、脳にとって一番重要なものであり、それが発育発達にとても重要です。左右の乳歯から永久歯に変わる頃、あなたは左右2つの横隔膜があるということを理解しているべきです。足や筋連鎖も左右に1つずつあります。歯はそれを理解しています。なので私たちはその歯を使うことで左右に体を振ります。

そして歯を感じることによって、首や頭蓋が体の方向を定めることなく片方にとどまり、それによって人生が難しくなってしまう。(PRIで言うところの、パターンにはまってしまう)

なので、私たちは歯を抜かないで広げる必要があります。近年の歯医者はまだやってしまうことがあります。歯が狭いと抜きたがります。すると歯列がどんどん狭くなっていきます。

歯は人間の発育にとても重要で、呼吸に直接的な影響を持っています。

先日のサービカルレボリューションの3日間で、あなたがこのことについて学びたがっているのを私は感じていました。」

RON HRUSKAのQ&Aセッション

京都で行われたQ&Aセッション。やたらRonにからかわれる後藤玄。写真はPRIホームページより。

 

続けて私は、

「RJさんを育てる上で気をつけたこと、親の立場で子供の為に、PRIでカバーしていることで早期に始めてあげたほうがいいようなことが何かあれば、教えていただけますか?」

と聞いてみました。

 

Ronさんは、

「いろんなことを体験させましょう。

どんどん失敗させなさい。

愛してあげてください。

私の人生で一番大切なものはファミリーです。

私はあなたを愛しています。

パターンにはまらないようにしましょう。

いろんなところでリポジションをしましょう。

心地よくなってはいけません。いろんなことにチャレンジしなければいけません。

PRIは5つのことで形成されていると考えています。

inhibition(抑制)

inhalation(吸気)

isolation(孤立化)

internal rotation(内旋)

Integration(統合)

これらはファミリーで、これらを一緒にやる必要がある。

左と右の横隔膜がこれらを一緒にやる必要があります。」

 

もっと色々言ってくれてたのですが、こんな内容でした。

とても難しく感じるかもしれませんが、PRIに触れてきた人ならばRonさんが言わんとすることは感じれるはずです。

Ronさんの人間の深みは、こんなところからきてるのだろうなと感じました。

 

Q&Aセッションが終わり、荷物を片付けていると、

「RJとRonが玄さんと一緒に写真を撮りたいそうなので残ってください。」

とPRIスタッフから言われ、ややびっくり。

RON & RJ & GEN

後日、ケニーさんから送られてきた写真です。とても素敵な記念になりました。

Ronさんは想像通りの、また会ってお話したいなと思わせてくれる、とても素敵な方でした。

サービカルレボリューションの受講後、目や噛み合わせの影響力のでかさを知り、トリガーポイントでは最近マウスピースや視覚矯正レンズなどを使い出しました。

もちろん効果は大きくでます。眼鏡レンズなどは自分の強みとして作成できるものの、マウスピースもまだまだ自作の精度が高くないので、今後しばらくの研究課題として取り組んでいきたいと思ってます。

 

セミナー開催のお知らせ

2018年12月8日、9日に近藤拓人さんによる

【呼吸と運動機能への統合的アプローチ:骨盤帯①/胸郭肩甲帯①】

を主催致します。

骨盤帯①では骨盤帯の機能評価をした後、運動により骨盤帯を適切な位置に誘導し、その位置で運動感覚を養い、腹筋群、下肢の筋群、骨盤底筋群など骨盤周囲の組織が高次の要求にも耐えうる状態をつくる方法を学びます。

胸郭①では胸郭肩甲帯の評価をした後、運動により肋骨、鎖骨、肩甲骨、胸椎、頸椎を適切な位置に誘導し、呼吸などの原始動作や胸郭肩甲帯に過負荷のかかる投球スポーツ等のストレスに対応できる状態をつくる方法を学びます。

※骨盤、胸郭肩甲帯、下肢、上肢、呼吸、感覚、脳と脳神経、末梢神経等の講座がありますが、骨盤帯①、胸郭①、呼吸①②は全ての講座の基礎となる内容ですので可能であれば他の講座の前にご参加ください。

※講座の半分の時間は運動療法の実技となりますので、動きやすい服装でご参加ください。基本的に録音、録画は不可ですが、講師による実技デモの撮影はOKです。

【12/8 骨盤帯①の主な内容】
・運動の生成:骨盤帯の役割
・グラウンディング/アーシング
・身体の構造的&機能的連動:運動連鎖、骨連鎖、多関節連鎖、筋膜連鎖について
・骨盤帯の機能解剖学(骨):腰椎、仙骨、寛骨、大腿骨、靭帯などの結合組織
・骨盤帯の機能解剖学(筋):骨盤底筋群、腹筋群、ハムストリング、内転筋群、殿筋群etc
・呼吸機能と骨盤帯の連動
・骨盤帯の機能不全による疾患・障害リスクと予防方法
・骨盤低筋群の評価と介入方法
・骨盤帯のポジション評価/改善法
・骨盤帯への徒手療法/運動療法
・レジスタンス・トレーニング:骨盤帯
・質疑応答

【12/9 胸郭肩甲帯①の主な内容】
・運動の生成:胸郭肩甲帯の役割
・身体の構造的&機能的連動:運動連鎖、骨連鎖、多関節連鎖、筋膜連鎖について
・胸郭肩甲帯の機能解剖学(骨):肋骨、鎖骨、肩甲骨、肩甲胸郭関節、肩関節、靭帯など
・胸郭肩甲帯の機能解剖学(筋):前鋸筋、腹筋群、僧帽筋群、菱形筋、鎖骨下筋etc
・呼吸機能と胸郭肩甲帯の連動
・胸郭肩甲帯の機能不全による疾患・障害リスクと予防方法
・胸郭肩甲帯のポジション評価/改善法
・胸郭肩甲帯への徒手療法/運動療法
・レジスタンス・トレーニング:胸郭肩甲帯
・オーバーヘッドスポーツに特異的な評価
・質疑応答

参照協会
Postural Restoration Institute
Carrick Institute
Z-Health
C.H.E.K institute
Dynamic Neuromuscular Stabilization
Buteyko Breathing
Janda approach
Low back Disorder/Ultimate Back Fitness and Performance
Movement Impairment Syndrome
Mouvement Naturel (MovNat)、その他

参照資料
Leon Chaitow:Neuroplastic Physical Medicine
Randy Beck:Functional Neurology for Practitioners of Manual Therapy
Explain Pain Supercharged:David Butler
筋骨格系のキネシオロジー
カンデル神経科学
JJ. ギブソン:生態学的知覚システム
ニコライ A ベルンシュタイン:デクステリティ 巧みさとその発達など

【目的/対称になる症状】
・痛み改善
・姿勢改善/アラインメント調整
・動作改善
・疲労回復
・婦人科系疾患の改善
・呼吸機能改善
・睡眠機能改善
・免疫機能改善
・冷え性・コリの改善、その他

講師 近藤拓人
WOW’D宮崎 テクニカルディレクター
全米アスレティックトレーナーズ協会認定アスレティックトレーナー(ATC)
NSCA認定CSCS
PRI認定PRT
DNS(動的神経筋安定化)認定トレーナー
ビュテッコ法認定セラピストその他

問い合わせ先:Kuge.Akinori@gmail.com

日程:12/8 骨盤帯①、12/9 胸郭肩甲帯①

時間:10:00~17:00(両日とも同じ時間です)

場所:大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビルB1Fレンタルスペース貸
会議室 地図URL https://goo.gl/maps/G7uhafeGYAJ2

参加費:16,200円(税込み)/短日 32,400円(税込み)/両日

定員:40名

対象:トレーナー、理学療法士、作業療法士、ボディーワーカー、インストラクター、学生、その他運動指導に関わる全ての方

 

 

近藤拓人さんのセミナーを受講されたことがない方は、この機会に是非どうぞ。

脳のこと、考えてトレーニングしてますか?

全ては脳に支配されているので、体を変えるのもまず脳を変えましょう、という話。

7月14、15、16日の3日間、世界のTKこと近藤拓人さんをお呼びして、【感覚統合/体性感覚・視覚・前庭覚と運動の統合】のセミナーを主催させていただきました。

感覚統合:体性感覚/視覚/前庭覚と運動の統合

2018/7/14,15に行われた、近藤拓人さんによる感覚統合:体性感覚/視覚/前庭覚と運動の統合セミナーの集合写真

後藤玄は撮影者であったため、風邪引いた子風に後付けさせてもらいました。
この私の掛けているメガネは、水平線を上げる様に細工された特殊なメガネです。

 

 

『感覚統合/体性感覚・視覚・前庭覚と運動の統合』

今回の会場は大阪リゾートアンドスポーツ専門学校。
近藤拓人さんのセミナーは超人気で、今回も定員50名を大きく上回るキャンセル待ちが出ました。
とにかく情報量が多く、最初に受講された方は、「トレーニングにこんな世界があるのか!」と感動することでしょう。
基盤となっているのはPRIやz-healthといった脳や神経学などで、普通に勉強するとなると難しい内容で頭から煙が出るところ、近藤拓人さんはそれはそれは上手に面白く話されるので感心するばかりです。笑いを高頻度に織り交ぜ、眠くなることが一切ないのがすごい。。。とにかく面白いです。

トリガーポイントで行うトレーニングもPRIの考え方を全面に取り入れてのプログラムですが、近藤拓人さんのお話を聞いてようやく理解できたという部分も多いです。
PRIを受講された方はお分かりかと思いますが、難しいじゃないですか。かなり考えさせられる。でも効果は高い。でも一般の方への説明に悩む、、、。
そんなあたりも解消されることも多いでしょうし、「脳、すげー!!!」ってなります。

治療家の方はよく経験されると思いますが、「右の腰と右膝と右肩が痛くて、、、」なんて方、多くないですか?
不調を訴える部位が全て同じ側という。
または、腰が痛くてマッサージしてもらって、楽になったけど帰りの道でもう痛くなり始めた、、、、なんてこと、よくある話です。

これはですね、脳がめちゃくちゃ関係しているからです!!!

脳が治らないと痛みは治らないのです。

脳が痛みを作っている

痛みは全て脳からの信号

痛みは脳が100%出しているので、痛いのは全て脳が関係しているのですが、「右の腰と右の肩が痛くて、、、」と言う場合、右脳を活性させるエクササイズ(眼球やベロを動かしたり、重心を左へコントロールしたり、などなど)をちょちょいとやるだけで、あら不思議。さっきの痛いのはどこへやら!?となります。
痛みの患部に触ることなく、痛みがなくなったり、動かなかった部位が動くようになったりするのは、痛みや動作は全て脳が支配しているからに他なりません。

今回の3日間では、目や耳などの感覚器を介して脳にアプローチする方法を学びました。

人間は左右で違う生き物なのに、左右同じようにトレーニングしててよいのでしょうか?

答えは「だめぇぇぇぇーー!!!!!」です。
左右の脳活動を考えながら運動をする必要があるのです!
運動処方をするトレーナーや治療家などのプロフェッショナルは、なおさらこのことを理解する必要があります。
さらに脳には半球間抑制というものがあり、左右どちらかの脳の同部位の興奮が反対側に伝わらないように抑制するということが起こりますので、同じ側ばかり使っていれば反対側はその分抑制されることになり、あまりに差が開いた場合に不具合が起きてくるのです。

9月29、30日に再び近藤拓人さんをお呼びし、大阪リゾート&スポーツ専門学校で

運動と感覚の統合:脳と脳神経

を、わたくし後藤玄が主催させていただくことになりましたので、
脳からの治療や運動介入にご興味がある方は是非いらしてください。

といっても現時点で残席5となっております。相変わらずすごい人気です。
申し込みはこちらよりお早めにどうぞ。<終了しました>

 

呼吸の教科書

近藤拓人さんは先日こんな本も出されてます。入門編として面白いですよ。

<人間は左と右を持っていることを理解する>

人間は圧倒的に右利きが多いですよね。それには理由があるのです。
むかーしむかしの頃、人間が狩猟生活をしていた頃なんかですと、上手に狩りをできた人達が食料にありつけ、生き延びてきたわけです。
例えば槍を投げて動物を仕留める場合、左右均等に投げるのがそこそこうまい人より、利き手のスペシャリストの方が仕留める確率が高いですよね。
脳は、その動作を繰り返すほどに神経ネットワークが構築されて上手になるので、精密動作を行う利き手が鍛えられる方が有利なんですね。

じゃあ何故、左利きではなく右利きが多いか?
人間はある時から右利きがものすごく増えたとされています。

それは言葉を話し始めた時からです。

人間の言語中枢は左脳にあります。
ですので、脳梗塞などの脳血管障害が右脳に起きた場合は、後遺症として言語障害が出にくいですが、左脳に障害が起きた場合、言語障害が併発しやすいです。

人間は言葉を操りだしたため、左脳優勢になり、結果として右利きが爆発的に増えました。
脳の活動が左右で違うため、体の左と右の役割が全然違うわけです。
もっと言うと、体は左右対称ではありませんよね?
まず内臓が左右対称ではありません。
大きく重い肝臓が右側にあり、心臓が中心より左にあり、それによって横隔膜も右は肝臓に支えられ、左は心臓により持ち上がりにくい状態で、そもそも横隔膜の筋肉の大きさや付着位置自体が左右で違うのです。言い出したらキリがないくらい左右で違うことだらけです。

人間の左と右は、かなり違うものなのです。

トレーニングも治療も運動療法も左右を考えて行わなければ逆効果になりかねません。

 

<10%の反対側への意識的出力と、90%の同側への無意識的出力>

脳は反対側の体を意識的に動かすことができます。
体の右側を動かす司令は、脳の左側「左脳」から出ています。
左脳梗塞などになると、右手右足が動かなくなります。
この「反対側の体を自分の意思で動かす」というのは、脳のたかだか10%の出力にすぎません。
ではあとの90%は何をしているのかというと、

同側の姿勢筋緊張を調節している

のです。

机の上のペットボトルを取ろうとして左手を伸ばすのは、右脳からの10%の能力で左手を動かすことができるんですね。
これは意識的な行動です。
右脳の残りの90%は、左手を伸ばすために必要な右半身の姿勢の維持、緊張を「無意識」に行っています。右側の姿勢の緊張がなければ、体は重くなった左側に倒れてしまいます。

つまり、右脳が活性していないと、右側の筋肉の緊張をコントロールすることができないのです。
ずーーーーっと筋肉が緊張しっぱなしだと、休憩できない筋肉はへばって痛み出します。

慢性的な痛みがコントロールできないのは姿勢の筋緊張がコントロールができないからで、
姿勢の筋緊張がコントロールできないのは脳活動の無意識の部分がうまく制御できていないからなのです。

意識的な部分は脳の機能の10%程度なのですから、90%の部分の無意識に介入したほうが得るものは多いですよね。
意識して心臓を動かしているでしょうか?
食べたものの消化を自分の意識で行えるでしょうか?胃液多めに出したろ!とかできますでしょうか?
無理ですよね。自律神経によってコントロールされているものは、自分の意識で動かせないのです。

無意識に、ずーっと長い時間、動かしているんですね。

PMRF

脳の出力の90%は同側の緊張を調節している

<緊張は生きて行く上で必須>

心臓の筋肉の緊張がないと、心臓が動かないので死にます。
呼吸するための筋肉が働かないと、呼吸ができないので死にます。
と、いう具合に、緊張が0やと即死です。
ですので、脳の中心部分の脳幹と呼ばれる部分から、

『常に緊張しろ!』

という信号が出ています。

これは生命維持の為に常に出続ける原始的な信号です。

でも、ずっと緊張してたら、へばってしまいます。
1日中、全力疾走し続けることって、できないですよね?

そこで脳の外側の大脳皮質という部分から

『そんなに緊張せんで、ええんやで』

という指令が出て、
この脳幹からの緊張の指令と、大脳皮質からの緊張抑制の指令が、うまいことマッチングして
身体はいい感じを保ててるんですね。

緊張は生きて行く上で必須なので、常に出続けますが、
脳の活動が落ちてくると、緊張抑制の指令がうまく出せなくなり、過緊張という状態に陥ります。

「そんなに緊張せんでええんやで」という指令がうまく出てなかったら、働いてる時もごはん食べてる時も就寝時も、ずーっとワニに食べられるかもしれないという緊張で体がこわばってるようなもんです。そりゃ腰痛くなるわ肩こるわですよね。

過緊張

後藤玄はワニが怖い。1日中ワニに狙われてると、過緊張で病気になります。

 

テストを行い、脳活動が低下しているサインが見られれば活性エクササイズを行い(過緊張をとる)、脳活動が過剰亢進してれば抑制エクササイズを行います。

また、脳のどの部分がうまく活動できていないか?脳のどの部分を活性させれば肩が挙がるようになるか?などと、視覚や聴覚や嗅覚や前庭機能などを評価し、介入します。

9月のコースでは、この脳の機能別、部位別、脊髄路別に、評価や活性&抑制方法を勉強できます。

脳はとにかく面白い!

糖質制限は体によくないのか? part1/2

糖質制限
トリガーポイントにはダイエット目的で来られる方が多く、食事指導をしているとよく言われることがあります。

「糖質制限は体によくないって聞いたんですけど」

「糖質制限したらリバウンドがすごいんじゃないんですか?」

そんな疑問にお答えしたいと思います。

まず結果から申し上げますと、

問題はない!でも完全カットは脳と身体によくない!

です。

逆に糖質を摂りすぎると死亡リスクも高まるということが最近の研究でわかってきました。

 

最低どれくらい糖質を摂っておけばいいかというと、自分の手のひらに乗るくらいの米を毎食摂ればまずは大丈夫。おにぎり半分くらいですね。

トリガーポイントではダイエット目的の方でも毎食茶碗軽く1杯くらいは食べてもらうように指導してますが、やはり運動もせずに糖質摂取が多くなってしまうと太ります。

 

『>The Lancet』という医学会では全員が知っているであろう権威のある医学雑誌で発表された内容を紹介します。

2003年1月1日から2013年3月31日の間に登録された、18カ国の35-70歳の個人を対象とした大規模で疫学的なコホート研究で、 135335人の食事摂取量を分析。 主な結果対象は、死亡率および主要な心血管イベント(致命的な心血管疾患、非致死性心筋梗塞、脳卒中、および心不全)でした。 副次的結果対象は、すべての心筋梗塞、脳卒中、心血管疾患死亡率、および非心血管疾患死亡率でした。
参加者は、栄養素によって提供されるエネルギーの割合に基づいて、栄養摂取量(炭水化物、脂肪、およびタンパク質)の五分位数に分類され、炭水化物、総脂肪、および心血管疾患および全死亡率を伴う脂肪の各タイプの消費との間の関連性を評価。 研究者は、センタークラスタリングを説明するために、ランダムインターセプトを有する多変数コックス虚弱モデルを用いてハザード比(HR)を計算したそうです。

難しいですね。どういう意味でしょう?(笑)難しいところをgoogle翻訳先生にお願いしてるので、後半の難しいところはふわーっと流してください。
とにかくそのようにして研究が行われました。

所見

『フォローアップ中に、5796人の死亡および4784の主要な心血管疾患の事象を記録。
高炭水化物摂取量は、全死亡の危険性の増加と関連していたが、心臓血管疾患または心血管疾患の死亡のリスクとは関連していない。
全脂肪および脂肪の各タイプの摂取は、全死亡の危険性の低下と関連していた。
飽和脂肪摂取量が多いほど脳卒中発症リスクが低いことが示された。
総脂肪および飽和および不飽和脂肪は、心筋梗塞または心血管疾患死亡のリスクと有意に関連していなかった。』

解釈

『高炭水化物摂取量は全死亡率の高いリスクと関連していたが、総脂肪および個々の脂肪のタイプは総死亡率の低下に関連していた。
総脂肪および脂肪のタイプは、心血管疾患、心筋梗塞、または心臓血管疾患の死亡率に関連していなかったが、飽和脂肪は、脳卒中と逆相関していた。
これらの知見に照らして、世界の食生活ガイドラインを再検討すべきである。』

つまり、
研究の結果、炭水化物をたくさん取っていた人は死亡率が高く、脂肪をたくさん摂っていた人は死亡率が低かったのです。
さらに脂肪の種類は問わず心臓血管障害に関連がなく、脳卒中は飽和脂肪の摂取量が多いほど発症リスクが少なかったのです。
ちょっと衝撃の結果じゃないですか。

私も運動指導者として、ダイエットを運動だけでなんとかしてやろうとしていた時期もありますが、それはやっぱり難しいことなんだと気付きました。
結果の出せる運動レベルにある人が少ないからです。ほとんどの人が高重量で正しいフォームでそれなりのボリュームをこなせないのです。
そこで現在は食事70%・運動30%の世界ですよ。とお伝えしています。

その70%の食事ですが、変に根付いている知識に振り回されていることが多く、トリガーポイントのマニュアルに面くらう方も多いです。
「ダイエットなのに、こんなに食べないといけないんですか?」と。

ダイエットに一番大切なのは知識だと常々思っています。
「テレビでやってたから」や「芸能人の〇〇さんが実践してるので」などではなく、しっかりとしたエビデンスと、結果の出ている方法で、計画性を持って取り組んでいただくことを経験してほしいと願います。

トリガーポイントではダイエット目的の方へ専用のプログラムをご用意しています。

個人の体型、目標に合わせた食事管理プログラムの作成、専用マニュアル作成、三大栄養素の摂取量設定、毎食の三大栄養素計算(写真に撮ってメールを送っていただきます)、食事レシピ提供、シンプルかつ正確に食事管理を続ける為の資料提供(1日1回)、メール相談、経過と結果のグラフ化まで全部セットで34,200円/月と、世界一親身を自負するトリガーポイントならではの自信のプログラムです。

業務の多忙性から、ひと月5人までの限定プログラムですが、ご相談くらいならばお気軽にセッション中になんでも聞いてください。出し惜しみなどせず全てに答えさせていただきますよ。

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次回、part2へ続きます

ストレス耐性を上げる為に必要な4つの習慣(part2/2)

ストレス耐性を上げる為に必要な4つの習慣(part2)

前回からの続きです。(part1はこちら
しばらくの間、下書きが間違えてアップされてました。わけがわからん記事を読まされてた皆様、ごめんなさい。

改めまして、

2つ目

2・炎症をコントロールする

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炎症とは、有害刺激に対する生体の防衛反応です。
ぶつけて痛むのも、細菌感染して腫れるのも、アレルギー症状も、すべて炎症反応です。
異物や死んでしまった自分の細胞を排除して、生体の恒常性(内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする作用)を維持しようという反応なのですが、
長期的な炎症は体にとって有害です。
糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞なども慢性的な炎症が大きく関わっていることがわかっています。

体に慢性的な炎症があると、常時ストレスにさらされ、体はそのストレスとの戦いを常に強いられることになります。
その分、その他のストレスに対しての受け皿が小さくなってしまうのです。
炎症をコントロールし、体に炎症を少なくすることがストレス耐性を上げる意味でも重要です。

前回の記事のストレス耐性を上げる為に必要な4つの習慣のpart1でお伝えした様に、身体はストレスの種類を問わず、全てのストレスをまとめてストレスとして認識しているので、ストレスの受け皿が炎症によって小さくなってしまうことがストレス耐性の低下に繋がってしまうのです。

炎症は

  1. 栄養状態
  2. 免疫機能
  3. 脂肪の量
  4. 有酸素フィットネスレベル・血流量

に左右されます。

では、炎症を抑えるためには何に気をつけて、どうすればいいのか?
具体的に紹介していきます。

『気をつけたいこと』

まず、多過ぎる、または少な過ぎるカロリーは、炎症を増加させます。
適正体重から11kg以上の減量を必要とする人は炎症が多いと思った方がいいです。
そして精製糖、トランス脂肪等の食物は、炎症反応を引き起こすことが多く、たばこなどの刺激物も炎症反応を促進させます。
有酸素フィットネスレベルが低いと、炎症性物質が流されないため、炎症が長引くことも多いです。

『どうすればよいか?』

適正体重を確保しましょう。
そして刺激物は減らすor削除する。
有酸素運動を適切に行うことで有酸素フィットネスレベルを向上させます。
さらにサプリメントの摂取も効果的です。

  • フィッシュオイル
  • メチルコバラミン(ビタミンB12)
  • クルクミン

他にもいろいろありますが、上記のものは抗炎症作用があることが示されています。

特定のサプリメントの効果性を評価するには、後述します平均HRVで判断します。
ほとんどのサプリメントにおいて、もしそれが効果的であれば7~14日間で、平均HRVに変化が見られるはずです。

では3つ目です。

3・呼吸

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人間が1日に最も行う運動は、呼吸です。
1日に10000回〜15000回くらい呼吸しているんですね。
10000回スクワットしろと言われたら、もー脚ぱんぱんです。たぶん途中で出来ないです。
でも、呼吸は『途中で出来なくなった=死』 ですよね。
みなさん生きてこのBLOGを読んでくれてるということは、生まれてから今日まで呼吸を途中で失敗する日がなく続けてこれたということになります。

『息を吸って、吐いてください』
と言われると、その通り実行できますよね?
でも、言われる前から吸って吐いてと無意識にしてましたよね?
また意識的に呼吸をすることもできますよね。
そしてしばらくの間であれば呼吸を止めることもできますよね。

『心臓5秒止めてください』『胃液を10cc出してください』
と言われても、出来ませんよね。
心臓などの内臓は自律神経がコントロールしてるので、意図的に介入できないです。
呼吸だけが唯一、意識的にも無意識的にも行える人体の活動なのですね。

自律神経は意図的にコントロールできないですが、自律神経にも随意神経(自分の意思で動かす筋肉などの運動神経と感覚神経)にもコントロールされる呼吸に介入することで、呼吸を介して自律神経にアプローチできるのです。

緊張状態にあると、浅く速い呼吸になり、交感神経が優勢になります。
すると腰背部や肩に緊張が起こり、肩で息をするようになります。

そこで高ぶった気持ちを落ち着けるためには、腹筋群を働かせ、深く長い呼吸をすることで、副交感神経を優勢に持っていくことができます。

アメリカメジャーリーグのエンゼルスなどで活躍したピッチャーの長谷川 滋利さんは、中継ぎピッチャーとして緊張度の高い場面に数多く登板していましたが、マウンド上でこの呼吸のテクニックを使って自律神経の切り替えを行っていたそうです。
メンタルの強さとは、こういうことで作り上げられていくんですね。

呼吸がうまくいっていない = 自律神経のコントロールがうまくいっていない

ということになり、不要な身体の緊張はストレス耐性を下げることにもなります。
交感神経が優勢の状態では睡眠の質も悪くなります。
1日の終わりには緊張のスイッチをオフにして寝ることが大切です。
心身が緊張状態のままですと、睡眠という回復のサイクルがうまく作動しません。

トリガーポイントでは呼吸の重要性をしつこく話し、エクササイズ中の呼吸をとにかくうるさく言います。
動作中に息が止まってしまうのは代償動作です。
呼吸筋を姿勢維持筋として使ってしまってるのです。
そんなことではすぐに息も上がってしまいますし、過剰な努力ということで機能不全の判定を下さなければいけません。
呼吸トレーニングはストレス耐性をあげるためにも、健康のためにも、機能的動作のためにも超重要です。

呼吸が下手な人は、コアスタビリティ(体幹の安定)に欠けます。
コアスタビリティがなければ強い力が出せません。
ベンチプレスなど、背中に支えがあり、それほどコアスタビリティが必要でない状態だと高重量が挙がるのに、くぼみにはまって脱輪した車を押して脱出させるなどの動作になると、それほど力が発揮されない、、、なんてことになるんですね。

ちょっと話が逸れましたが、トリガーポイントで機能的な身体の使い方を学習しにいらしてくださいな。

では最後に4つ目

4・HRVスコアを向上させる

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HRVとはHeart Rate Variability の頭文字をとったもので、心拍変動を数値化したものです。

心拍数ではありません。心拍変動です。
昔はものすごくでっかい装置で、電極を身体中につけて、時間もかなりかけて計測していたそうですが、最近ではスマートフォンと専用のアプリ、フィンガーセンサーを使って、簡単に且つ安価で計測できるようになりました。
朝起きてすぐ、フィンガーセンサーを左手の小指の先に装着して2分30秒計測します。
トリガーポイントで取り扱いがございますのでHRVを計測したい方はお問い合わせください。

HRVは宇宙プログラム開発の一環として1950~1960年代にかけてロシアで開発されました。
人類初、宇宙空間においてYuri Gagarinが1961年に使用し、
心臓血管系医療及び研究において広範囲に利用され、何千ものリサーチジャーナルの記事として取り上げられてきました。
数多くの科学的様式によって、十分にリサーチをされているものなのです。

『HRVは何を私たちに教えてくれるか?』

簡単に言ってしまえば、自律神経機能の状態を教えてくれるものです。
特に副交感神経の基準を提供してくれます。

HRVは心拍変動を数値化したものです。
より高いHRVスコアは

  • 安静時におけるより優れた副交感神経機能
  • 全般的なストレスに抵抗する能力が高い(仕事許容量)
  • より高いレベルの好気性/有酸素フィットネス
  • 心血管系疾患/糖尿病リスク低減
  • より高いレベル自制能力
  • より高いストレス耐性

ということを意味します。

 また、HRVは下記に関連があることが示されています。

  • 脳血管障害による突然死のリスク
  • 総合的な寿命
  • 認識機能
  • インシュリン感受性
  • 炎症マーカー
  • 内臓脂肪
  • 有酸素フィットネスレベル
  • 疲労とオーバートレーニングのマーカー
  • パフォーマンス

私たちは、健康とストレス耐性をあげるためにも、より高いHRVスコアを目指す必要があるのです。

今よりも平均HRVスコアが向上しているということは、ストレス耐性も上がっているということです。
成果が数値となって目に見えるので面白いんです。

『特殊部隊リサーチ』

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軍隊のHRV研究で興味深いと思ったのものが以下です。

”基準値及びストレスに晒されている間の両方において、より良いストレス耐性を持つ個人は、有意に異なるHRVのパターンを表示することを発見した。

過去の調査では、エリート戦士のストレスに対する心理学的及び生物学的反応は、一般の戦士と著しく
異なることが公表されている。

これらのHRVの違いは、ストレスに晒されている間、及びその後の、実際の軍の認識神経心理学的テストのパフォーマンススコアの予測となる。”

兵士においてもHRVスコアが高いほど優秀なんですね。

『どうすればHRVのスコアを上げることができるか?』

についてはまた次回以降に書いていきます。長くなりましたので。

まとめ

ストレス耐性を上げるために重要なことを、トレーニング・炎症をコントロールする・呼吸・HRVスコアを向上させると4つに分類しましたが、多くにおいて栄養状態、炎症、自律神経、睡眠が被ってきますよね。
つまり全ては繋がっていて、どれも切り離すことができないことになってきます。

重要なことは、ただがむしゃらにトレーニングすればそれだけでストレスに強い人間になれるわけでもなく、瞑想に時間をとればそれだけで心が落ち着くのかといえば、科学的にはそんなことないということです。

HRV・心拍変動についてはまだまだ知っていただきたいことがあるので、後日アップいたします。

次回をお楽しみに。

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ストレス耐性を上げる為に必要な4つの習慣(part1/2)

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食欲をコントロールできない4つの理由(part1)(part2)
で最後にあげた『ストレス耐性』についてです。(まだ読まれていない方はこちらからどうぞ)

生きるということはストレスとの戦いと言っていいかもしれません。
私たちの心身は、日々ストレスと戦っています。
菌、ウイルス、怪我、肉体疲労、毒、時間、悩み(人間関係、仕事、将来など)、暑さ寒さ、酸化、、、、挙げればきりがないです。

それらのストレスに負けた時、心身は『病気』となり、その先に『死』があります。

例えば、心身が元気で充実している時は免疫力が高く、風邪ウイルスが体に入ってきても打ち勝つことができます。
しかし、寝不足が続いているなどで免疫が下がっている時は、風邪ウイルスに負けてしまい、いわゆる風邪をひくわけです。

労働問題も似ていますが、1日二日くらいの残業や徹夜は耐えられるけれど、長期間に渡ってそれが続くと、心身が負けて病気になりますよね。

先ほど挙げた各種ストレスに抵抗する能力というのは、個人個人で違います。
周りの方を思い出して考えてみてください。

     

  • やたら寒がる人
  • すぐ疲れる人
  • ちょっとしたことで落ち込む人
  • 痛がりな人
  • しょうもないことですぐ怒る人

あなたの周りにいてませんか?

環境ストレスに弱かったり、対人ストレスに弱かったり、侵害刺激というストレスに弱かったりという人ですね。

逆に、こんな人もいてますよね。

     

  • 年の割に見た目が若々しい人
  • あんまり寝なくても大丈夫な人
  • 力が強い人
  • 集中力が長く続く人

酸化ストレスに強かったり、重量ストレスに強かったり、情報処理にかかるストレスに強かったりという人たちです。

これらのストレスに打ち勝つ能力を『ストレス耐性』といいます。

そして衝撃の事実ですが、
身体はこの個別のストレスを、あまり個別のものとして捉えてくれないのです。

全部ひっくるめて

ストレス

と認識しているのです。

ですので、ストレス耐性の低い「疲れやすい人」は、「やたら寒がる人であったり痛がりな人であったり感情のコントロールが苦手な人であったり集中力が低い人」であることがとても多いです。

反対に、ストレス耐性の高い人は、暑さ寒さに強く、感情のコントロールができて、ポジティブに考えることができて、風邪をひきにくい、という、全てにおいてストレス耐性の高さを示すことが多いです。

身体は個別のストレス耐性だけを上げるようなことはあまりできないからです。
ストレス!というくくりだからです。

僕の書く文章はしつこいでしょう?
重要なことは繰り返す主義です。

では今一度。
身体はこの個別のストレスを、あまり個別のものとして捉えてくれません。

ストレス耐性が高いと、良いことずくめな気がしませんか?
ストレス耐性を上げたくなってきたでしょう?

前回の記事でも書きましたが、ストレス耐性は上げることができます。
いくつかある中で、ここでは私が特に大事と考える4つの方法を挙げていきます。

まず一つ目

train

筋肉トレーニング

筋トレです。
ここでいう筋トレは広い意味で捉えてください。後述します。

筋トレがなぜストレス耐性を上げるのに大事なのかを理解してもらう為に、まずホメオスタシスとアロスタシスという人間の持つシステムについて説明させてください。

ホメオスタシスとアロスタシス

人間にはホメオスタシスという機能があります。
ホメオスタシス(恒常性)とは、環境がどうあれ、決められた値に戻ろうとする力、あるいはその状態を言います。
例えば、外が4℃の寒い日でも、38℃の熱い日でも、体温は一定ですよね?
人間の体は、体温、血中酸素濃度、血圧、水分、血糖などが常に一定に保たれる様になっています。
脂肪の量や筋肉の量も、短期的にはホメオスタシスが働いて、すぐに元の量に戻ろうというシステムが発動します。

では、ホメオスタシスが維持できなくなる時とはどんな時でしょうか?
例えば、全力疾走するとします。しばらく全力疾走していると、筋肉への酸素供給やエネルギー供給が追いつかなくなり、息が切れてきます。
なお全力疾走を続けると、気合だけではどうしようもない限界がやってきます。疲労です。
この疲労は、体が「これ以上全力疾走を続けられるとホメオスタシスが維持できない!」という防衛反応です。

ホメオスタシス

しかし毎日の様に頻繁に走っていると、体は「今のままではダメだ」と、環境に適応しようとします。
エネルギー生産が上手になり、酸素交換の効率があがっていき、だんだん以前よりも息が切れにくくなってきます。
この様に、体に対するストレスに適応しながらホメオスタシスを維持しようとする、動的適応能をアロスタシスといいます。

違う例をもう一つ。

腰が痛いので、痛み止めを飲むとします。すると、薬が効いて痛みが和らぎました。
また痛くなってきたので再び薬を飲みます。やっぱり薬が効いて痛みが和らぎました。
これを日々繰り返したとします。
すると、アロスタシスが働いて、痛みの感覚は薬を飲んで痛みが治まってるのが通常の状態と体が適応しだします。

背中を触れるか触れないかの圧で触ると「こそばい」ですよね。そこからもう少し強く押すと「気持ちいい」という感覚に変わり、さらに強く押し込むと「痛い」という感覚に変わりますよね。

痛み止めを飲み続けることで、アロスタシスにより感覚が1段階ずれていくわけです。
痛み止めを飲んでいる状態が普通の感覚になってきたので、腰痛がより痛く感じてしまいます。
そこでどんどん薬の量を増やしたり、よりきつい薬を使うことで対応しようとするのですが、体はまたそれに適応していきます。薬に対する肝臓の抵抗性があがることもあり、痛みに弱い体が出来上がってしまうわけです。

麻薬も同じです。麻薬を使って快感になります。アロスタシスが働いて快感のレベルが通常になります。
麻薬の効力がきれて快感レベルが通常に戻ると、体は「不快」に感じます。
さらに前回より快感レベルを上げないと快感まで到達できないので使用量を増やします。それがまた通常になって、、、

なんとなくホメオスタシスとアロスタシスというシステムを理解していただけましたでしょうか?

ここでトレーニングです。

トレーニングは身体に物理的なストレスを与えることで一旦弱らせ、十分な休息(栄養と睡眠)を得ることで前回よりも強い状態になって戻ってくるために行います。
アロスタシスです。トレーニングで与えた負荷(ストレス)に適応しようと身体が変わっていくわけですね。
サイヤ人みたいなもんです。サイヤ人を知らない人はまずドラゴンボールを読んでください。
ドラゴンボールとスラムダンクを読んだことのない人は、なにをおいてもまず読みましょう。
人生にまだドラゴンボールとスラムダンクという楽しみを残してる人は羨ましく思います。

諦めたらそこで試合終了ですよ

さて、動物は疲労した状態ではいろんなミスが起こります。
寝不足やと集中力が低下しますよね。
1日中計算してるとだんだん間違いが多くなってきますし、暗記しようにも長時間になってくると頭に入ってきにくいです。
疲労によるものです。

疲労した状況において運動も様々に変化します。

  • 運動のスピードがスローダウンする
  • 姿勢が崩れる
  • 可動域が変化する
  • テクニックが変化する(安定性に欠け出す)
  • 正確性が低下する
  • 戦略が変化する(代償動作を出す)
  • 片側にシフトする(体重が片方に偏る)

日々のトレーニングでこれらを抑制することがトレーニングのコンディション面でのゴールになり、ストレス耐性を上げることができます。

筋トレ自体が自分との戦いで、「もうダメだ」というところから重りを1回2回と挙げることで成長するわけですし、それ自体がストレス耐性を高める行為ではありますが、ストレス耐性をあげる為のトレーニングとして、筋肉をただガンガンでかくするよりも、

  • より一般的な環境内での仕事許容量の構築(トレーニング環境を考慮する)
  • 疲労時に(疲れてきてから)どれだけ正確に必要な姿勢、位置、運動の強化と持久力の構築ができるか
  • 全般的なストレス耐性スキルの開発
  • エネルギー生産向上のための身体の全体的なシステムの開発

というゴールを設定する方がより効率的に目標達成できます。
ちょっと難しい説明になりましたが、トリガーポイントにきていただけたらもっと詳しくお伝えできます(笑)

ある一定レベルを超えると、パワーとスタミナはシーソーの様な関係性で、両方を伸ばし続けるのは難しいです。
ですので、ご自身の行っている競技特性や日常生活を考慮して、パワーかスタミナかどちらかにターゲットを絞り、もう一方は維持をするようにトレーニングに励むのがいいでしょう。

オバマ元大統領は毎日45分のトレーニングを週6回、microsoftのビルゲイツは毎日1時間のランニングを、日本の安倍首相も笑っていいともに出演した際にすごくトレーニングに励んでいることを語っていました。

以下はオバマ元大統領とプーチン大統領のトレーニング風景です。

クソ忙しいはずなのに、毎日こなすという行為自体が、ストレス耐性の高さを現していますよね。

続きまして2つ目は

炎症をコントロールする

です。

が、長くなってきたので次回に続きます。

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食欲をコントロールできない4つの理由 part 2/2

appetite
 
 
前回からの続きです。(PART1はこちら)
 
 

2・栄養不足

体は足りない栄養素があると、訴えかけてきます。
具体的に◯◯◯が足りない、とは教えてくれません。
「食べろ!」と訴えかけてくるのです。
分かる人は本能で何が足りないかが分かるそうです。
体がサーモンを求めてる、、、とか。
ほんまかいなと思ってしまいます。
僕はよくわからないので。

大体の人が何の栄養素が足りていないか分からないのではないかと。
何が足りていないか分からないので、栄養不足による空腹を抑えるには何を食べたらいいか困りますよね?
 
おすすめは卵です。
卵はいいですよ。1日1個なんてケチなこと言わずにたくさん食べましょう。
僕は毎日6個くらい食べてます。
コレステロールが心配?

大丈夫です。
コレステロールは体内で合成できる脂質で、食事で摂取するコレステロールの影響は少ないということが分かったのです。
 
日本人の食事摂取基準(2015 年版)からもコレステロールの基準値はなくなりました。
 
脂質異常症(高脂血症)などの代謝異常疾患を持ってる方は量をコントロールしたほうがいいかもしれません。
 
卵にはビタミンC以外、ほぼ全ての栄養素が入っていますので、体に足りない栄養素があると言わせない為にはお手軽です。
朝に卵を食べることで、栄養不足により脳が空腹感を出すことを防ぎやすいです。
タンパク質も1個で6gぐらいとれるので素敵です。
 6gといったら6000mgです。
いまファミリーマートとコラボでライザップが出してるプロテインボトルは1本で5000mg入ってるそうです。 
プロテインボトル 
5000mg….
卵1個の方が多いですね(笑)
ただ卵黄部分に脂質も5gくらい含まれますので、ダイエットをしたい方は卵黄の食べ過ぎは注意です。 
 
 
まとめますと、 

  1. 足りない栄養素があると、すぐに空腹感が出てくる。
  2. 卵はほぼ完全栄養食。コレステロールはたくさん食べても上がらない。
  3. 卵は朝に食べたら代謝があがっていい感じ。

ontama
  

では3つめ。

 

3・習慣

 
食べる習慣が食べたくしてしまうんです。
いつも食べている時間に食べたくなったり、いつも食べている量を食べるのが当たり前になるのです。
 
しかし、ただの習慣なので変えることができます。
例えば、旅行でアメリカに行ったとします。
 
すると時差で日中眠たくなります。
アメリカと日本では13時間くらいの時差があるので、アメリカで活動している時間は日本で普段寝ている時間になりますよね。
 
でもしばらくアメリカで過ごしていると、体が適応し出します。
 
朝ごはんは必ず食べる!という人からすると、朝ごはんを食べない人の気持ちなんて考え難いかもしれませんが、 
朝ごはんを食べないのが当たり前、って人にとっては、どうって事ないんですよね。 
 
そういう習慣になってるんです。
食べなきゃ食べないで体は適応していきますし、食べるなら食べるで体は適応していきます。 
 
食べる量にしてもそれと同じで、たくさん食べ続けると、体はたくさん食べられる体へと適応していきます。
肉体的にも胃が大きくなったり、精神的にもたくさん食べてやろうと適応していきます。 
 
結婚して幸せ太りってのがあるじゃないですか?
あれは、一方が一方の習慣に適応してしまったが故の「幸せ太り」です。 
 
いままで食べていた「量」なのか「種類」なのか「頻度」の「習慣」が変わったのです。
もしあなたに脂肪という貯蓄があり、減量したいと考えているのであれば、 
おすすめは朝の習慣を変えることです。
朝ごはんをやめましょう。
  
朝ごはんをやめたら頭が働かない?
そんなのは思い込みです。
  
脂肪という貯蓄があれば、活動のエネルギーは問題ありません。
いつまでも脂肪を貯めてないで、使ってください。
 
タンス預金が日本の経済にブレーキをかけてるらしいです。
体は適応します。
 
しばらくすると、食べなくてもなんてことなくなります。
辛いのは最初だけです。
 
しかし!タンパク質が足りていないと筋肉が落ちます。
そして、足りない栄養素があると空腹感が出やすいです。 
 
そこで
朝は卵を食べましょう。ゆで卵がおすすめです。
  
ちなみに私は朝にプロテインシェイクを飲むだけです。
 
割と肉体労働で、計算や読み書きもたくさんする仕事をしていますが、夕方くらいまで食べずに過ごせています。  
慣れたらなんてことないです。
思い込みや常識を捨てて、自分の体と対話してみてください。
  
1日3食食べる必要なんてないんです。
 
まとめますと、 

     

  1. 習慣で食べてしまう。
  2.  

  3. 習慣なので変えられる。体はすぐに適応していく。
  4. 卵は朝に食べたら代謝があがっていい感じ。(プロテインシェイクもおすすめ)
  5.  

 
egg

では最後の4つめ。

 

4・ストレス耐性

 
人はストレスとの戦いの中、生きていますよね。
生まれる前から無菌室で育てた生物は、無菌室から出すと間もなく死んでしまうそうです。
 
ウイルスに対する免疫が全くないので、常在菌にやられてしまうんですね。
ストレス耐性が低いということになります。
  
日々、ウイルスと闘って、ウイルスというストレスに勝つ免疫を獲得し続けなければいけないわけです。
ウイルスなどの健康面以外にもストレスはたくさんありますよね。 
人間関係、仕事、将来のこと、、、
これらのストレスに打ち勝っていきたいわけですが、ストレスに強い人、弱い人がいます。  
メンタルが強い、弱い、と置き換えることもできますね。
stress 
ストレスに弱い人はすぐ風邪を引いたり、人間関係のちょっとしたことでひどく落ち込んでしまって立ち直れなかったり、頑張らないといけない時に頑張れないなど仕事が出来なかったり、将来に対してもネガティヴです。 
 
食欲のコントロールもストレスへの抵抗力が低いため、自制することが難しく、すぐに言い訳を作る or 誘惑に負ける 
 
です。
 
 
ストレス耐性が低いと悪いことだらけというのは理解していただけましたでしょうか? 
 
ではストレス耐性はどうすれば上げられるのでしょうか? 
 
生まれた時に決まってしまってるものなのでしょうか? 
 

果たして上げることなんてできるのでしょうか?

 
 

できるんです。

 
 
ストレス耐性の上げ方については次回お話ししたいと思います。
 
 
ストレス耐性が上がればほんといいことずくめですので、是非とも獲得していただきたい能力です。 
 
まとめますと、 

     

  1. ストレス耐性が低いと風邪をひきやすい、すぐに落ち込む、仕事ができない、自制ができない
  2. ストレス耐性は上げることができる
  3. ストレス耐性の上げ方は次回

ちなみに免疫細胞の主原料はタンパク質です。 
ですので、タンパク質を摂取しないと、新たに作られる免疫細胞の数は少なくなります。
そして免疫力は低下してしまいます。
日々の健康を守る為にも、タンパク質は日常的に補充が欠かせない栄養素です。
 
 ここまで読んでいただけた皆さまの心のツッコミはこうでしょう。

お前、たまご好きすぎるやろ!業者か!
 
 
 
次回をお楽しみに。
 
 
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食欲をコントロールできない4つの理由 part 1/2

はちみつトースト

今朝、はちみつをたっぷり塗ったトースト食べました。
普段は朝ごはんは食べないのですが、泉北の方では少し噂の美味しいパン屋さんの食パンだということで、どんなもんかと思いまして。
すると昼前に気持ち悪くなるくらいお腹が減ってきました。普段は16:00くらいまで食べなくてもなんてことなく仕事しているのに、、、
しんどいです。話しかけられるのすら億劫です。答える元気がもったいないです、、、
もし私がダイエットをしてたとして、この気持ちに襲われたら、ダイエット継続は不可能です、、、。
お昼ごはんを食べたら元気に戻りました。やれやれです。

何故こんなことになってしまうのでしょう?
どうすればこれを防げるのでしょう?
ダイエットに取り組む方には是非知ってほしい4つのメカニズムについてお話したいと思います。

その4つとは

1・血糖値の急上昇
2・栄養不足
3・習慣
4・ストレス耐性

順番にみていきましょう。

1・血糖値の急上昇

冒頭に書いたことがこれにあたります。

糖質=炭水化物

です。

血液の中には、活動のエネルギーとして利用されるブドウ糖が一定の濃度に保たれています。それを数値化したものが血糖値です。
通常、空腹時には血糖値が下がり、食後には血糖値はあがります。
血糖値は体温と同じように一定に保たれている必要があります。
体温も外が寒かろうが暑かろうが一定に保たれてますよね?
繰り返しますが、血糖値は一定に保たれている必要があるので、活動してエネルギーが使われて血糖値が下がると、脳は「食べろ」という指令を出し、空腹感を覚えます。
糖質のエネルギーを摂取すると、血糖値は上がり、落ち着きます。
反対に血糖値が高くなりすぎた場合、やっぱり血糖値は一定に保たれている必要があるので、体は血糖値を下げようとしだします。膵臓からインスリンというホルモンが出され、血液中の過剰な糖質を、いつか来るかもしれない飢餓に備えて「脂肪」に置き換えて貯蓄します。
ちなみにこのインスリンがうまくコントロールできなくなる病気が糖尿病です。

しつこいようですが、血糖値は一定に保たれていなければならないので、急激に上がってしまった血糖値は一刻もはやく下げないといけませんよね。緊急事態ですので。
インスリンを大量に分泌させて、血糖値を急激に下げようとします。

すると、
とっても残念なのですが、下がりすぎてしまうんですね。
しかも急激に。
すると体は、これまた急激に血糖値をあげようとします。
緊急事態です。

「猛烈におなかが空いたぞコノヤロウ。
血糖値が下がりすぎて気持ち悪いぞコノヤロウ。
楽になりたかったらさっさと食べろコノヤロウ。」


なります。

図にしてみました。

血糖値の急下降

つまりお腹が減りすぎて気持ち悪い、となってしまった場合、前回の食事が失敗してる可能性が高いです。ここでの失敗とは血糖値を急激に高める食事です。

血糖値を急激にあげると血糖値は急激に下がり、すぐに空腹感を覚える → 食事回数や量が増える → 1日の合計摂取カロリー

となります。

もしあなたが脂肪をたくさんつけたいと思っている場合、血糖値を急上昇させるべく、とても吸収しやすい炭水化物を一気に食べて、しばらくするとまた何か口に入れたくなるはずですので、そこで再び吸収しやすい炭水化物を、、、と繰り返せばよいわけです。
ただし、インスリンを分泌する膵臓が疲労して限界をむかえ、糖尿病になる危険性があるので注意しながら行ってください。

吸収しやすい炭水化物(糖質)とはどういったものかと言いますと、精製されたもの
されればされるほどにだいたい消化吸収がよくなります。
ブドウ糖や砂糖やグラニュー糖なんかも最高に吸収がいい炭水化物ですね。

以下の図は、3大栄養素のそれぞれの血糖値の変化を時間の経過と共にグラフにしたものです。

三大栄養素の血糖値上昇率

炭水化物は短時間で血糖値が急上昇し、急下降するのに対し、タンパク質は時間をかけて上昇し、ゆっくり下降します。タンパク質は上昇し過ぎないのがいいですね。

ここで問題です。

はちみつとメープルシロップはどちらが血糖値が早く上がりやすいでしょう?

答えは
はちみつです。

メープルシロップは樹液を煮詰めたものですね。
はちみつはミツバチが植物から花の蜜を吸い取って、体内の酵素によってはちみつとなったものです。
つまりはちみつは蜂が精製して1段階消化吸収しやすい形に変えてるんですね。

では玄米と食パンはどちらが血糖値がはやく上がりやすいでしょう?

食パンですよね。
食パンは小麦を挽いて粉にするところから人の手がたくさん加わって精製されてます。
人の手が加われば加わるほどに消化吸収されやすい形になるとざっくり覚えておきましょう。

まとめますと、

  1. 血糖値が下がると空腹を感じ、脳は食べろという指令を出す。
  2. 吸収の早い炭水化物を食べるとすぐにお腹がへり、気持ち悪くなりやすい。
  3. 血糖値が急下降する時に脂肪は蓄積される。

血糖値の急上昇に気をつけたいですね。

残りの

2・栄養不足、3・習慣、4・ストレス耐性

については後日、、、

ちなみに期待していた泉北の方では少し噂の美味しいパン屋さんの食パンはあんまりおいしくなかったです、、、残念。

美脚になるためのセミナー

美脚セミナー

美脚を目指す方へ

リアラインデバイスを使った「美脚セミナー」をやることになりました。

11/27(日)に上本町の銭屋塾というとこでやります。
『美脚』をテーマにバランスシューズとレッグプレスを、座学と実技を合わせて2時間のボリュームで行います。

今回は一般の方向けですので、専門知識などなくても大丈夫です。

O脚やX脚などのゆがみがある、膝に痛みがあるなどの方は絶対来てください。
まっすぐな美しい脚になる為、この機会に正しい知識と技術を手に入れてください!

詳しくはこちらから。
申し込みもリンク先の銭屋塾さんのページからできます。

ーーーーー以下リアラインデバイス説明ーーーーーーーーーーーー

リアライン・レッグプレス

リアラインレッグプレス

膝の捻れを改善するためのトレーニング器具です。膝の捻じれを修正するために必要な内側ハムストリングスを活動させ、下腿を内旋させつつレッグプレス運動を行うことにより、膝の捻れを整えていくことができます。いくつかの健常者や変形性膝関節症患者において、その有効性が実証されました。

膝疾患のリハビリテーション、膝のねじれやO脚が気になる方、アスリートのパフォーマンス向上のお役立ていただけます。リアライン・レッグプレスは医療現場からスポーツ現場、そして自宅まで、幅広くご活用いただけます。

膝のゆがみやO脚が気になる方などに、ゆがみのないすっきりとした膝関節を取り戻していただくためにご使用いただけます。また膝のゆがみが、膝周辺の組織を緊張させて下腿以下のむくみの原因となっている場合もあります。
 

「リアライン・バランスシューズ」

オリンピックへの帯同経験もある理学療法士によって開発
           
リアライン・コンセプトをもとに怪我の予防や足首のリハビリに効果的なシューズ「リアライン・バランスシューズ(特許出願中)」を開発しました。これは、体の歪みを詳細に研究した結果誕生した運動器具です。スクワットなどの基本的なエクササイズを行うだけで、膝の怪我や足首の捻挫を防ぐ筋肉を効果的に鍛え、スポーツパフォーマンスにも驚くべき効果をもたらします。

 
また、膝関節靱帯損傷予防、足関節捻挫予防や捻挫後のリハビリテーションにおいて、驚くほど効果的にかつ安全に動作を矯正し、下肢全体を鍛えることができます。

 
『リアライン・バランスシューズ 膝関節用』
リアラインバランスシューズ

履いてバランスを取るだけで理想的な膝・足の使い方を自然にマスターできるトレーニング器具です。バランスシューズを装着してスクワットやジャンプなど膝を曲げるエクササイズを繰り返すだけで、膝のねじれが修正でき、まっすぐに膝を曲げる癖をつけていくことができます。
運動前のウォーミングアップとして使用することで、膝関節が理想的な状態で練習を行うことができます。怪我の予防に、パフォーマンス向上に、アスリートの脚の潜在能力を最大限に発揮させます。

ほとんどの膝関節疾患のリハビリテーションに効果を発揮します。また、驚くべきことに、トップレベルのスポーツパフォーマンスの向上が得られています。

『リアライン・バランスシューズ 足関節用』
リアラインバランスシューズ足関節用

理想の筋力発揮をしないと足底を水平に保てない様に作られており、足首の関節を正しく動かす筋力を鍛えることができます。
母趾球に体重を乗せる習慣を自然に獲得できるトレーニング器具です。

下腿外側にある腓骨筋の収縮を最大限(筋電図では最大随意収縮の2ー9倍)に発揮させ、足関節捻挫の予防および治療に効果を発揮します。

リアライン・バランスシューズは様々な場面で驚くべき効果をもたらします。
■ 膝関節の怪我、足関節捻挫後のリハビリテーションに。
■ 膝関節の怪我、足関節捻挫の予防、再発予防に。
■ サッカーやバスケットボールなど球技スポーツのウォーミングアップに。
■ ゴルフや野球で、足でしっかりと地面を捉えられるようになるために。
■ スキー、スケート、自転車競技、陸上競技など、膝をまっすぐに使うことによって最大のパワーを発揮できるようになるために。